お金の代わりに人の得意なことを運用する「とくいの銀行 白老支店」は22日、年内最後の「ひきだし」イベントとして「忘年会」を町大町2のカフェ結で開いた。料理の得意な町民らが手料理を用意し、参加した約30人に笑顔が広がった。
イベントでは竹浦の主婦、鈴木キワ子さん(79)や石山の主婦、中村多香子さん(67)らが作った肉料理や煮物が振る舞われた。料理を持ち寄った町民もいて、テーブルを囲み、音楽が得意な参加者の演奏を聴きながら和やかに談笑した。
町社会福祉協議会の生活支援コーディネーターで同銀行に関わる喜納悠介さん(34)は「町民が日々の交流の中で互いの『とくい』を引き出し、共に充実した時間を作ってもらえたら」と話した。