安平町にある小学生アイスホッケーチーム「安平ギャロップ」に所属する早来学園5年の岡﨑莉子さん(11)と髙橋彩葉さん(10)、同4年の添谷聡嗣君(10)の3選手が、来年1月6~8日に札幌市月寒体育館で開かれる第44回全道小学生アイスホッケー選手権大会に旭川サンリバーズの一員として出場する。3人は「楽しみ。練習の成果を出したい」と目を輝かせる。
ギャロップは2012年の同大会で現在アジアリーグのレッドイーグルス北海道に在籍するFW小林斗威選手を擁し、準優勝に輝いた実績もある。ただ近年は、他の習い事との掛け持ちや学年にばらつきがあることなどもあり、大会参加を見合わせていた。そんな中で今回、以前から交流のあった旭川からギャロップに”助っ人”の依頼があり、3選手が名乗りを上げた。
岡﨑さんは、ドリブルを武器に相手を交わす技術が持ち味のセンター。「今まで出たことのない大会なので面白そうだし、いい経験になると思った。他のチームの強さも知っておきたかった」と動機を語り、「必死に食らいついて1点を決めたい。相手チームのうまい選手を見て、これからにも生かしていきたい」と張り切る。
髙橋さんは、高いスケーティング技術で相手にプレッシャーを掛けながら守るのが得意なディフェンダーで、「抜かれても諦めず、これまでやってきたこと、自分のできることをやりたい」と言う。シュート力が持ち味の添谷君は「相手と1対1(の局面)で勝てたら自信にもなる。自分ができないうまい技術を盗んで習得したい」と意欲をうかがわせる。
大会は道内各地の14チームによるトーナメント。3人が加わる旭川は札幌の月寒ストロンガーとぶつかる。ギャロップの前田繁代表は「技術的には日本の小学生のトップレベルの選手が集まる大会。実際に経験してきたことを持ち帰って、自分たちで試してもらえたら」と期待を寄せた。