北海道社会貢献賞(自然保護関係功労者)の表彰伝達式が18日、白老町役場で行われ、道委嘱の鳥獣保護監視員、堀起與賜(きよし)さん(77)=町萩野=に表彰状や記念品が贈られた。堀さんは「役場や猟友会、友人、妻の支えのおかげ」と喜んだ。
堀さんは2003年から20年間、鳥獣保護監視員として町内一円の林野を巡視し、狩猟者への安全指導やヒグマへの注意喚起に尽力。道の鳥獣保護管理業務の運営と推進、普及啓発に貢献してきた。
この日は、胆振総合振興局の木内武雄くらし子育て担当部長のほか、大塩英男町長、生活環境課、農林水産課の職員が同席。木内担当部長が「長年の活動が実を結ばれた。今後も引き続き協力を」と賞状を手渡し、大塩町長は「大変喜ばしい。体調に留意されつつ活躍を」と激励した。
堀さんは野生鳥獣保護に関する普及啓発活動に関して13年度に知事感謝状、18年度に野生動物保護功労者表彰(環境省自然環境局感謝状)を受けた。1976年に道猟友会苫小牧支部白老部会に入り、2009年以降は部会長を務める。