むかわ町の穂別中学校(三品秀行校長)でこのほど、薬物乱用防止教室が開かれた。厚生労働省北海道厚生局麻薬取締部の麻薬取締官を講師に迎え、全校生徒40人が薬物の危険性について理解を深めた。
同部は道内の小中学校や高校に年間10校程度出向き、教室を通じて規制薬物に対する正しい知識の普及や啓発などを行っている。
この日は、大麻の使用が薬物依存の入り口となっている現状や人体に及ぼす影響などについて説明。犯罪や社会的悲劇の原因になったり、家庭崩壊につながったりしていることを指摘した。
生徒たちは実話に基づく講話から、薬物の恐ろしさを改めて認識した様子。生徒の一人は「『1回くらい大丈夫だ』『自分は中毒にならない』といった甘い気持ちが薬物依存につながっていることが分かった」と感想を述べた。