白老町若草町のJR白老駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)内にある駅北観光インフォメーションセンターの来館者が17日正午ごろに累計50万人に達し、祝福セレモニーが行われた。50万人目は東京都町田市の会社員、小山修平さん(31)と菜摘さん(28)夫妻。同施設の指定管理者・白老観光協会の福田茂穂会長や大塩英男町長らが出迎え、記念品を手渡した。
同施設は、2020年7月に開業したアイヌ文化復興・発信拠点、民族共生象徴空間(ウポポイ)に先立ち、同年4月1日、ウポポイの徒歩圏内にオープン。町の特産品販売や多言語に対応した観光案内を行っている。開業当時はコロナ禍中で、来館者は20年度が14万264人、21年度が8万7742人、22年度が15万2561人。23年度は16日時点で11万9233人が来館し、オープンから1196日目に累計50万人を達成した。
小山夫妻はJR白老駅を下車し、町内の宿泊先に向かう途中に休憩しようと施設に立ち寄ったという。
大塩町長は額装されたミニルウンペ(着物)など、福田会長はたらこや白老牛入りの特産品詰め合わせセットを贈った。突然の祝福に修平さんは「びっくりしたけどうれしい。白老がもっと好きになりました」と笑顔。菜摘さんも「白老に来たことを祝ってもらえてうれしい」と話していた。
福田会長は「今後も情報発信と交流の拠点として愛され、利用される施設を目指す」、大塩町長も「これまで町内外から来場された方々に感謝したい。今後も観光協会と連携し、さらに感動を与えられる施設にしたい」と意気込んだ。
駅北観光インフォメーションセンターは19~24日、来場者累計50万人達成記念セールを同施設で実施する。通常350円のソフトクリームを250円で、同200円のコーヒーを温冷ともに100円で提供する。