メダル獲得「障害児に勇気を」 女子高生、ボウリングで出場目指す―東京デフ五輪まで2年

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  • 2023年12月15日
メダル獲得「障害児に勇気を」
女子高生、ボウリングで出場目指す―東京デフ五輪まで2年

 耳の不自由なアスリートの国際大会「デフリンピック」が2025年11月、国内で初めて東京都などで開かれる。開催まで2年を切る中、聴覚障害がある私立仙台城南高校3年の佐藤杏奈さん(18)=仙台市若林区=は、小学生時代から始めたボウリングで金メダル獲得を目指している。「活躍して障害を持つ子どもたちに勇気を与えたい」と話す。

 佐藤さんは生まれつき耳に障害があり、両耳奥に人工内耳の受信器を着ける手術を受けた。耳に装置を着ければ大半の音は聞き取れるようになったが、音が反響する場所や機械の音は聞き取りにくい。今でも装置の調節のため、半年に1度は病院に通っている。

 ボウリングはもともと両親の趣味。「最初は興味がなかった」が、小学6年でクリスマスプレゼントとしてもらったボールが始める転機になった。中学から本格的に打ち込み、高校入学後の21年、東北総合体育大会の少年女子で個人4位、22年には2位になり、国民体育大会にも出場。ただ、同年代のトップレベルの選手になかなか勝てないもどかしさも感じていた。そんな時、父昭仁さん(46)から提案されたのが、デフボウリングへの転向だった。

 佐藤さんは転向の理由を「活躍したい一心だった」と話した上で、「障害を持つ子どもたちに、こんな人になりたいと思ってもらいたかった」と打ち明ける。

 デフボウリングの世界は、これまでと全く違った。人工内耳や補聴器などの器具を外しての投球が求められ、「ボールのスピードや落とすタイミングなど最初は全然つかめなかった」。それでも練習を続けた結果、初出場した昨年の全国ろうあ者体育大会の女子個人で優勝。ドイツで今夏開催された世界選手権では、日本代表にも選ばれ、団体初の銀メダル獲得に貢献した。

 次の目標は25年のデフリンピック。「ドイツで同年代の聴覚障害を持った友達が頑張っていると知った。優勝して金メダルを取りたい」と意気込んだ。

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