今年度秋の叙勲で瑞宝単光章(消防功労)を受けた白老町日の出町の野本輝さん(77)への伝達式が11日、白老町役場で行われ、大塩英男町長が勲記と勲章を手渡した。後藤悟消防長、本間孝一消防団長、本間佳令消防署長らも同席し、大塩町長は「自分の地域を自分で守る態度を体現されてきた。今後は健康第一に、ますますの活躍を」とねぎらった。
野本さんは1975年1月、町消防団白老分団に入団。今年3月の退団まで48年3カ月にわたり、重機オペレーターの仕事と両立させながら消防活動に尽力した。「諸先輩方の教えと支えがあって今の自分がいる。振り返ればあっという間の48年間だった」と感謝した。忘れられないのは2004年に町高砂町で起きた建材工場火災で「消火活動は朝方まで及んだ」と話した。