厚真町商工会やとまこまい広域農業協同組合など地元の6団体が主催する厚真町地域交流会が12日、町総合福祉センターで開かれた。町内の経済人や町職員、地域おこし協力隊員ら約110人が出席。報告会や懇親会を通じて親睦を深めた。
発起人でもある町商工会の寺坂文秀会長は「意見交換や情報交換ができればと思い、企画した。皆さんの率直な意見を聞き、素晴らしい交流会にしたい」とあいさつ。全員で乾杯後、出席者同士が料理を囲んで近況などを共有した。
報告会は懇親会に先立って開かれ、町商工会の担当者が、半導体受託製造最大手の台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループが出資する子会社が半導体建設工事を予定している熊本県菊陽町を視察した時に見聞した内容を紹介。町関係者は現在進める役場新庁舎と周辺整備事業の進ちょく状況、ゼロカーボン推進事業について説明した。
宮坂尚市朗町長は「夢のような話だが、厚真町で皆さんができる限りの努力を続けていけば、実現できると信じている。そのためにも、お互いに顔の見える活動を」と結束を呼び掛けた。