社会福祉法人白老宏友会が白老町東町で運営する多機能型事業所ポプリ(有城雅章施設長)では、この時期恒例の餅の商品作りが本格化している。年末から正月にかけて高まる消費量に対応し、多様な商品を提供することから、工場内は活気を帯びている。今月中に製造する量は約2トンに上るという。
商品のうち、贈答用の「幸せ餅」(内容量2・4キロ)は道産もち米や黒豆、天然ヨモギ、五穀米を使った4種類の餅の詰め合わせ。地場産にこだわり、保存料や合成着色料は使わず、昔ながらの手法で作る素朴な味わいが人気を呼んでいる。価格は3400円。
年末年越し用には「きりもち」(白、900グラム)、「紅白丸め餅」(あんなし、35グラムを25個程度)、「豆大福」を用意する。
「幸せ餅」は16日まで、「きりもち」は24日まで、同法人が運営する町大町のベーカリーショップななかまどで予約を受け付けている。「紅白丸め餅」と「豆大福」は28、29両日、店頭のみで販売する。
施設利用者と職員合わせ27人態勢で、連日、作業に励んでいる。予約期限が近い12月の第3週に入ると、工場内は真空パックと包装作業がメインとなる。
問い合わせ、予約はななかまど 電話0144(82)6677(午前10時~午後5時対応)。年末店頭販売時の営業時間は午前10時~午後5時。原油価格高騰と人材不足のため、29日に行ってきた無料配達は今年から中止した。