苫小牧市高丘の樽前山神社で12日、師走恒例のすす払いが行われた。神社の信徒でつくる榊葉会(守屋久義会長)の会員11人が参加し、ササぼうきで社殿の軒下などを掃除し、1年間のすすを払い落とした。
新年を迎えるための準備として行う大掃除。参加者は役割を分担し、社殿の窓ガラスを拭いたり、床に掃除機やモップをかけたりと、手際よく清掃した。
また、竹の先端にササの葉を取り付けた約3~5メートルのササぼうきを使い、普段は手が届かない天井や軒下のちりやほこりを払い落とした。
守屋会長(74)は「きれいな社殿で、参拝者に新鮮な気持ちで参拝してほしい」との思いを込めながら掃除。「より多くの人にお参りに来ていただければ」と期待していた。