飲酒運転

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  • 2023年12月12日
飲酒運転

 新型コロナウイルスによる行動制限の緩和で、グループや団体での会食の機会が増えている。酒無しには語れないこともあるが、飲酒後の運転は厳禁だ。

 江別市の高石洋子さんは2003年、当時16歳の次男を飲酒運転のひき逃げ事故で亡くした。検察には「飲酒運転は現行犯でないと実証できない」と言われた。逃げてアルコール検知を逃れ、証拠を隠滅したら罪が軽くなるなど承服できず、苫小牧市など各地で署名、講演活動を継続。13年に成立した自動車運転死傷行為処罰法には飲酒運転加害者の事故後の逃走を処罰することが盛り込まれた。

 飲酒運転事故にはこんな例もある。12年、石狩市の当時20代の父親が泥酔状態で時速140キロ運転をして事故を起こし、同乗していた1歳の次男を死亡させた。事故時の記憶は無く、被告人質問で「(状況を)思い出したいが、思い出せない」と涙ぐんだ。心境は計り知れず、刑を終えても自責は続いているだろう。

 運転手の急病や発作によってやむなく起きる交通事故を思えば、飲まなければ防げる事故を起こして罪に問われるのは当然。「飲んだら乗るな、飲むなら乗るな」。言い尽くされた言葉にはそれだけの深い意味がある。宴に繰り出す前に、いま一度肝に銘じたい。(林)

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