安平町安平の「いんくる食堂」で10日、新そばの試食会が開かれた。町内早来瑞穂の梶原農場が製造するそばを無料で提供し、地域住民や町外から訪れた家族連れに笑顔が広がった。
同食堂を運営する町内のNPO法人コミュニティシンクタンクいんくるらぼと同農場が連携した初めてのイベント。町内で販売する「梶原農場謹製そば」のPRも兼ねて行われた。
同農場の梶原英俊社長は「今年は夏場の酷暑で例年より収量が少なく、品質管理も大変だった」と話し、この日は品質調整した喉越しの良いそばを100食分用意。希望者には同食堂で提供しているおにぎりも一緒に振る舞い、昼食時は温かいそばを口に運ぶ人でにぎわった。苫小牧市内から訪れた中原采音さん(13)、悠花さん(11)は「おいしくて食べやすかった」と笑顔を見せた。