各分野の専門家を講師に迎えて学ぶ熱中小学校白老分校(毛笠史寛校長)は9日、国際的ピアニスト碓井俊樹さんの演奏に触れるオープンスクールを開いた。町内外から約40人が参加し、情感あふれる音色に聴き入った。
碓井さんは1996年東京芸術大学付属音楽高校卒業後、同大に進学。99年にオーストリアの大学に留学し、2003年から同国ウィーンを拠点に、約40カ国で演奏活動を展開している。
この日は、グランドピアノを前に「ピアノは湿度の微妙な差で状態が左右される繊細な楽器」と紹介。バッハやモーツァルト、ショパン、武満徹らが作曲した作品を15曲ほど披露し、会場を魅了した。
熱中小学校は「もう一度7歳の目で世界を」をコンセプトに、15年に山形県高畠町で開校し、国内外に20校を開く。半年間を1期とし、白老は10月から第8期が始まっている。