安平町の教育や暮らしを町外者向けにアピールするオンライン移住ツアーが9日、町早来大町のはやきた子ども園と参加者をつないで行われた。道外の子育て世代8組11人が参加し、町内の子育て環境にイメージを膨らませた。
町が移住定住施策の一環で子育て世代をターゲットに進める取り組み。町や地元団体、NPO法人などでつくる「あびら移住暮らし推進協議会」が主催した。
今回は早来地区をフィールドにした子育て・教育環境について紹介。はやきた子ども園の福田剛園長は町外在住の園児を受け入れていることや、園に隣接した場所に小中一貫の義務教育学校「早来学園」が今年4月に開校したことに触れ、「幼小中一体となって子どもを育てていく環境になっている」とアピールした。
学びを挑戦につなげる町独自の社会教育事業「あびら教育プラン」については、担当者が、遊びを通じて幼少期の好奇心や感性などを育む「遊育(ゆういく)」や町内の公営塾「あびらぼ」によって、子どもがどのように成長しているかを説明。町民がやりたいことをプレゼンテーションできる「ABIRA Talks(アビラトークス)」などにも触れ、「子どもから大人までが挑戦できる町に」と展望を語った。
最後に質疑の時間も設け、参加者と町内の関係者がオンラインで交流を深めた。来年1月には現地ツアーも企画している。