米大リーグのエンゼルスからフリーエージェント(FA)になっていた大谷翔平選手(29)がドジャースとの契約に合意し、日本各地のファンからは10日、「新天地でも二刀流で頑張ってほしい」とさらなる飛躍を願う声が上がった。
大谷選手の地元・岩手県奥州市に住む会社員の吹田輝さん(38)は「大谷選手は岩手の星。(移籍後も)たくさん活躍してほしい」と期待を寄せた。プロスポーツ史上最高となる総額7億ドル(約1015億円)の契約額は「成績や実力に見合っていると思う」と評価した。
市内の医療職の男性(57)は「ワールドシリーズで優勝するのが夢と言っていた。優勝してほしい」とエールを送る。同県北上市の運送業男性(55)は「けがを治して新天地でも、また二刀流で頑張ってもらいたい」と話した。
大谷選手が所属していたプロ野球日本ハムが本拠地を置く北海道でも、ドジャースへの移籍に注目が集まった。自営業の30代男性は経営する店が大谷選手の話題で持ち切りだったとし、移籍が決まり「良かった」と喜んだ。幌延町の内田秀夫さん(72)は前代未聞の大型契約に「それだけの人物。当然だ」と笑顔を見せた。
東京・銀座の数寄屋橋交差点周辺では10日午前、大谷選手の移籍を伝える新聞の号外が配られた。号外を手にした茨城県坂東市の会社員池ノ上由起子さん(62)は「ずっと応援していたからドジャースという強い球団に入って優勝してほしい」と興奮した様子で話した。