道南バス(室蘭市)は9日から、クリスマス仕様に飾ったバスを苫小牧市内やその近郊で運行する。8日に苫小牧看護専門学校の学生たちが車内を色鮮やかに装飾し、「見どころは全部。ぜひ乗車して」とPR。14日からは苫小牧総合経済高校による装飾車両も加わり、25日まで2台体制でクリスマスムードを演出する。
市と苫総経マーケティング部などが連携し、2017年に始めたバス利用促進企画。看護専門学校は新型コロナウイルス禍で参加を控えていたため、19年以来4年ぶりに協力した。3年生35人が8日、住吉町の同校駐車場でバスの窓や天井、手すりなど至る所にモールやリースなどを飾り付けた。
「苫看が贈る幸せバス」がテーマで、天井には北海道コカ・コーラボトリング寄贈のLED(発光ダイオード)電飾を点灯。完成後には学生が試乗し、山端海鈴さん(21)は「バスを見かけた小学生たちの表情がきらきらしていて、うれしかった」と笑顔。野本渚紗さん(21)は「みんなで楽しく、きれいに飾り付けできた」と胸を張った。
苫総経は12、13日に飾り付けを予定。装飾バス運行状況の問い合わせは、看護専門学校が同社錦西営業所=電話0144(67)3100=、苫総経が同社苫小牧営業所=電話0144(55)7125=。