安平町追分地区の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で8日、町交通安全推進委員会(会長・及川秀一郎町長)や交通安全協会、老人クラブ友の会による年末の交通安全啓発活動が行われた。寒空の中、クラブ会員が手作りしたしめ縄の飾りを訪れた人々に配布し、安全運転や事故に遭わないよう注意を促した。
しめ縄作りは、追分地区で活動する同クラブが旧追分町時代から30年以上にわたって続ける活動。今年も年末に合わせた11月下旬の2日間、会員15人が手編みした飾りを250個仕上げた。
啓発活動には苫小牧署や町職員を含む約30人が参加。運動に先立ち、同協会の梅森敬仁会長が「冬は通勤時間の路外逸脱、雪解け時の油断による事故などを繰り返す傾向にあり、スピードダウンに勝る対策はない」とあいさつ。及川町長は「路面に雪のあるシーズンは交通事故につながりやすい。健康に留意し、年末に向かって事故のないよい年になるように」と結束を呼び掛けた。
参加者はしめ縄のほか、ポケットティッシュとミニチラシを町民や町外から訪れたドライバーに手渡した。
町内では昨年12月、早来新栄の国道234号の早来橋でトラックと軽トラックが正面衝突。軽トラックを運転していた男性が死亡する交通事故が発生している。