１１月１日に就任してから１カ月余り。千歳市で次世代半導体の量産を目指すラピダスに関連した工場やデータセンターの進出が相次ぐ中、「商議所の会員企業が関われるように情報収集を進めたい」と抱負を語る。
トヨタ自動車北海道で長年製造畑を歩んできた。専務理事就任の打診には「驚いたが、挑戦できるチャンスだと思った」。自らの希望でトヨタ自動車から、トヨタ自動車北海道に転籍した過去のチャレンジと重ね合わせ、新たな道を選んだ。
会員企業から脱炭素化の方策に悩む声を耳にしており「脱炭素化事例の情報を交換できる場をつくりたい」と意気込む。ＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）による仕事の効率化を支援したい考え。「商議所も働き方改革はまだまだ。自分たちがＤＸなどを活用し変わることで、その体験を会員の企業にも提供できれば」と話す。
１９６２年生まれ。鹿児島県出身。８１年にトヨタ自動車工業（当時）に入社。９２年にトヨタ自動車北海道に転籍し、第２ユニット製造部長などを歴任。趣味はゴルフ。
