自動車雑誌の編集者らで構成する「日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会」は7日、2022年11月から23年10月までに発表された車の中から、最も優れた乗用車にトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」を選んだ。実行委は洗練されたデザインや優れた操作性などを授賞理由に挙げた。トヨタ車の受賞は19年のスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」以来、4年ぶりで、プリウスは3回目。
プリウスは1997年に世界初の量産型HVとして誕生。トヨタは7年ぶりとなる全面改良を行い、加速力などを向上させた第5世代の新型プリウスを23年1月から販売した。加藤哲也実行委員長は授賞式で「ダイナミズムを突き詰め、スタイリッシュでエモーショナルな車に生まれ変わった」と開発陣をたたえた。
外国メーカーが対象の「インポート」賞はBMWのSUV「X1」に授与。このほか、「デザイン」賞は三菱自動車の軽乗用車「デリカミニ」、「テクノロジー」賞は日産自動車のミニバン「セレナ」に贈られた。