安平町の追分中学校(渡辺知峰校長)は6日、社会科授業の一環で租税教室を開いた。苫小牧市のとまこまい総合会計から税理士小林史郎さんを講師に迎え、3年生18人が税金の必要性や種類などについて学んだ。
小林さんは「公平」をテーマに、みんなから同じ額を納めてもらう消費税、負担する能力に応じて納税額が決まる所得税や相続税、特定の人が全額負担する固定資産税、自動車税、酒税など「さまざまな方法で50種類ほどの税金が集められている」と説明。
まちづくりをする上で「少数意見でもたくさんの意見を出していかなければ、決めたことが(税金として)みんなに跳ね返ってくる」と語った。また税の使い方について「現在は国民が決めているが、江戸時代以前は一方的に国で決めていた」ことも知識として伝えた。
藤森大智さん(14)は「税金が国民の負担になることもあるけれど、ないと国が回らないことを改めて感じた」と話していた。