地域の大人たちに生涯学習の場を提供する熱中小学校白老分校(毛笠史寛校長)は9日午後1時から、町本町のしらおい創造空間「蔵」で無料体験のオープンスクールを開く。講師は2003年からオーストリア・ウイーンを拠点に活動している国際的ピアニストで熱中小学校所属講師の碓井俊樹さん(46)。「ピアニストを解体してみよう」の演題で、グランドピアノを前に音楽の魅力や活動意義を語る。
紛争地域での演奏経験もある碓井さんの話を聞きたい―と受講生から要望を受け、毛笠校長が講演を依頼した。「たくさんの方に聞いてもらいたい」と来校を呼び掛けている。
熱中小学校は15年に山形県高畠町でスタート。「もう一度7歳の目で世界を」をコンセプトに、一般社団法人熱中学園(東京)が運営を支援している。国内に19校、米国に1校あり、白老は20年に江丹別(旭川市)とともに2拠点で開校。今年から単独の白老分校として第7期(4~9月)をスタートさせ、10月からの第8期はオンラインを含め20~80代の計約50人が受講している。
午後5時ごろ終了予定で定員50人。申し込みはQRコード。オンライン受講もできる。問い合わせは毛笠校長 携帯電話090(8900)8406。