冬場の運動不足を解消―。グラウンドゴルフの第22回安平町教育長杯争奪町民大会が2日、同町追分中央の多目的スポーツセンターで開かれた。町内在住の70~90代の51人が出場。室内で存分に体を動かし、交流を深めた。
グラウンドゴルフはクラブでボールを打ち、カップに代わるホールポストに入れるまでの打数を競う生涯スポーツ。「どこでも」「誰でも」手軽に楽しむことができ、追分地区では前身の追分町時代の1981年に体育協会の役員が普及させて同好会が立ち上がり、現在年に5回ほど大会が開催されている。
競技は8ホールを2回ラウンドし、合計スコアを競う個人戦。3人一組で回り、出場者は互いのプレーに歓声とため息を交錯させながら楽しいひとときを過ごした。
優勝はトータル32でホールアウトした88歳の渡会悦子さん。ホールインワンを2度達成するなどこの日は好調。「パートナーに恵まれて楽しくプレーできた」と笑顔を見せ、「デイサービスに通う主人の世話をするのが元気の秘訣(ひけつ)だと思って、前向きに生きている。(グラウンドゴルフが)楽しみなので、次の大会も出る」と意欲をうかがわせた。
閉会式で町グラウンドゴルフ同好会の米川恵美子会長は「新しい会員もいて、久しぶりに会って楽しそうに話している姿を見てよかったなと感じる。今大会最高齢出場者には91歳の方が3人おり、これを励みにまた頑張っていきましょう」と結束と次の大会での再会を呼び掛けた。
上位は次の通り。
(1)渡会悦子32(2)米川潔35(3)大内英35(4)小坂36(5)相馬36(6)木村38(7)田所40(8)大松忠40(9)山村41(10)大松孝41=以上同スコアは規定