日本航空(JAL)の客室乗務員によるミュージックベルチーム「JALベルスター2023」が11月30日、新千歳空港国内線ターミナルビルのセンタープラザでクリスマスコンサートを開いた。新千歳では9年ぶりの開催。ハンドベルの柔らかな音色が空港内を優しく包み、普段は足の早い旅客らも立ち止まり、一足早いクリスマスムードに浸った。
ベルスターは29年目の取り組み。客室乗務員からメンバーを毎年公募し、クリスマスに合わせて空港やホテルなどで演奏している。例年はほぼ1年で交代しているが、今年のメンバーは新型コロナウイルス禍で演奏する機会が減ったことを踏まえ、全8人が昨年に続いて活動。業務の合間を縫って練習を重ねてきた。
この日はセンタープラザのイルミネーションツリーの前で、メンバー8人が「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」などクリスマスにちなんだ9曲を演奏し、旅客ら100人以上が見入った。演奏を終えた堤真菜さん(26)は「多くの方に聞いてもらえてうれしい。きょうの演奏は120点。コロナの制限もなくなり、クリスマスをより楽しんでもらえれば」と話していた。
今年は新千歳が皮切りで、函館、羽田など全国計6カ所を回る。