安平町の早来学園7年(中学1年相当)の中村佑志郎選手(13)と追分中学校1年の畑田恭士朗選手(13)が、18~25日に千葉県柏市で開かれたコントリビュートカップ第39回秋季東日本中学生軟式野球大会に北海道選抜チームの一員として出場し、準優勝に貢献した。
大会は日本ポニーベースボール協会が主催する道選抜と東北、関東地方の計19チームによるトーナメント。2人は10月中旬に十勝管内芽室町で開かれた選考会で32人の中から代表20人に選ばれ、今大会に出場した。
チームは初戦、福島のだまクラブとの接戦を2―0で制して勢いに乗ると、続くMATUBA BASEBALL TEAM(千葉県)には6―0、準決勝ではオール花巻(岩手県)に8―1で快勝した。決勝は翌週25日に予定されていたが、日程の関係で出場できず不戦敗を余儀なくされた。
中村選手は主に4番打者としてチームに貢献した。2回戦ではけがの影響でスタメンを外れたが、代打で2点三塁打を放つなど存在感を発揮。準決勝では先制適時打をはじめ、試合を決定づける3点本塁打も放ち、4打点の大活躍だった。10月には1年生ながらU―15(15歳以下)道選抜で台湾の大会にも出場。この時は調子を落としていたが、「今回の大会で本来の調子を取り戻せた」と納得の表情を見せる。
一方の畑田選手は、力強い直球を持ち味に初戦は抑えで最終回のマウンドに立ち、先発を任された2回戦では4回2安打無失点と好投し、勝利に貢献した。力強い直球で相手打者を押し込む投球に「自分の持ち味はストレートだと再認識できた」と手応えを口にした。
28日に及川秀一郎町長を表敬訪問し、活躍を伝えた2人。中村選手は「バッティングでは打率6割を打てるようにしたいが、守備に課題がある。外野の守備の力も付けていきたい」、畑田選手は「(中学生活は)あと2年あるのでスピードや伸びなどストレートの良さを生かせるようにしたい。球速130キロは出せるようにしたい」と今後の飛躍を誓った。