胆振東部3町でスポーツや教育・文化、農業など各分野の活性化、人材育成に貢献した団体、個人をたたえる大西英松振興基金の顕彰式が25日、厚真町のJAとまこまい広域本所で行われた。1団体2個人に顕彰状、記念品が贈られた。
町内在住の建設業、大西英松さん(81)が厚真、安平、むかわの3町で活動する団体、個人を応援しようと、自身が同基金の会長となり昨年度に創設した。
団体で顕彰を受けた陸上少年団「厚真スローイングチーム」の伴俊行理事長は、「設立した十数年前、団員は半年ほど1人だったが、今では小、中、高校生合わせて六十数人になり、今年は全国大会で優勝、上位入賞する選手も出てきた」と報告。「これを機会に子どもたちが精進し、さらによい成績を残せるようにしたい」と謝辞を述べた。
個人顕彰には、厚真町のこばやしいちご農園と厚南中学校3年の笠原桜空さんが選ばれた。
大西会長は「この小さな町から立派な方々が出てきていることをうれしく思う。『やればできる』という考え方でいろんなことに挑戦し、頑張ってもらいたい」と激励の言葉を送った。