白老町と姉妹都市カナダ・ケネル市の民間交流を進める「ケネル白老フレンドシップクラブ」(QSFC、加藤泰久会長)は27日、来年3月に企画した交流ツアーの参加者向け説明会を町本町のしらおい創造空間「蔵」で行った。同会のツアー実施は7年ぶり。
参加するのは町内在住の中高生10人とQSFC会員ら21~70歳の引率5人。来年3月26日から4月2日まで9日間の日程で現地を訪問し、ホストファミリー宅に滞在しながらダウンタウンや博物館などの観光を楽しんだり、市民との交流を深めたりする予定だ。
説明会では、日程や事前準備について会員が説明し、保護者らからの質問に答えた。今後、定期的に参加者向けの英会話教室などを開く。参加する白老中3年の三国さくらさん(15)は初めての海外といい「同世代の子たちと会うのが楽しみ」と話していた。
白老町とケネル市は、大昭和製紙(現日本製紙グループ)が同市にチップの合弁会社を設立した縁で1981年7月、姉妹都市盟約を締結した。国際交流は92年5月にスタート。町民団体が事業を継承し、2015年10月に有志によるQSFCが設立された。交流の証しとして萩の里自然公園センターハウスに「ケネルハウス」の名が残っている。
QSFCはツアー事業の趣旨に賛同する個人や企業、団体の協賛金を1口1000円から募集している。問い合わせは同事務局の坂本さん(ジョーズ・キッチン内) 電話0144(84)5146。