白老町租税教育推進懇話会の会合が21日、町役場で開かれた。教育関係者や税務行政の関係者が約20人出席し、町内の小中学校と高校における今年度の租税教育の実施状況などについて情報を交換した。
苫小牧税務署、道税事務所の職員は、町内各校での租税教室の開催や税に関する作文コンクールなどへの応募状況を報告した。各校の校長らは、租税教育の取り組み内容を説明。税について自主的に調べようとする小学生の動きや、高校生が国税庁主催の作文コンクールで優秀な成績を収めたことを紹介した。
安藤尚志教育長は「小中高校での各段階の学びと本人の努力が実を結んでいる」と述べた上で、青少年のメディア利用で近年引き起こされている社会問題に触れ、「租税教育だけでなく消費者教育、主権者教育など、広い意味でお金に関する教育が必要と感じている」と語った。