むかわ町老人クラブ連合会(藤岡孫一会長)は21日、同町道の駅「四季の館」で演芸発表会を開いた。町内7クラブに所属する20組25人が出演し、得意の歌声や踊りを披露して会場を沸かせた。
芸能を通した交流事業で、コロナ禍の影響で4年ぶりの開催。冒頭、藤岡会長は「老人クラブの会員にとって活動の自粛が一番病気になりそうな原因になっていた。まだ完全に終息はしていないが、精いっぱい歌や踊りを披露してほしい。会場の皆さんも声援や拍手を送って」とあいさつ。来賓で駆け付けた竹中喜之町長は「皆さんのエネルギーと特技を発揮し、この会場から元気なパワーをまちなかに広げてほしい」と激励した。
出演者はカラオケ自慢の喉を響かせたり、扇子を使って舞ったりとさまざま。スーツや着物姿で登壇する出演者もいたほか、クラブの仲間や小さい子どもから花束が贈られる心温まる場面も見られた。最後を飾った穂別地区の友愛クラブは、メンバー6人による「ドリフのズンドコ節」のひょっとこ踊りで会場に笑いを振りまいた。
同連合会の菊池晃啓副会長は「歌や踊りといった楽しみを持ちながら、元気に年を取っていきたい」と笑顔を見せた。