安平町生涯学習フェスティバル事業「コンサート・イン・はやきた合唱交流会」が18日、町遠浅公民館で開かれた。苫小牧市と厚真、安平、むかわ3町から5団体約60人が出演。日ごろの練習成果を発揮し、美しい歌声を響かせた。
中学校の音楽教諭らが中心となり、小中高校生の合唱や吹奏楽を発表するイベントを毎年開催してきたが、新型コロナウイルス感染症の流行で20年に休止。今年は町民有志でつくる実行委員会(實吉智子、竹中美和子共同代表)の主催で一般の合唱のみを再開させた。
出演したのは▽あびら合唱団ルミナス(安平町追分)▽コーラス・ドルチェ(同早来遠浅)▽ポラリス(厚真町)▽あかい実(苫小牧市)▽もみじコーラス(むかわ町)。マスク越しながら、「見上げてごらん夜の星を」「夢の世界を」「糸」などなじみのある曲を存分に歌い上げた。ルミナスとあかい実は混声合唱で「大切なもの」を披露した。
町教育委員会の種田直章教育長は「合唱を披露する場があって良かった、という思いが伝わってきた。自分の楽しみを個人、仲間だけではなく大勢の前で披露し、拍手を浴びて喜ぶ必要性を感じた」と講評した。
次回以降の開催形態は不透明だが、實吉代表は「今後も続けていきたいと考えている」と話していた。