むかわ町の竹中喜之町長、町教育委員会の長谷川孝雄教育長らは17日、苫小牧、千歳両市の中学校3校を訪問し、鵡川、穂別両高校の来春の入学者確保に向けてPR活動を行った。
町などによると、鵡川高は1学年が2学級、定員80人で、21、22年度の入学者は52人だったが、今年度は39人で道立高校になった1976年以降で初めて1学級編成となった。道教育委員会の判断で来年度は2学級を維持したが、少子化や地元中学生の近隣高校への進学なども想定され、今後の予断を許さない状況。穂別高は入学者数の減少で、2025年度の募集停止がすでに決まっている。
今回訪問したのは、苫小牧市のウトナイ、青翔中と千歳市の勇舞中。鵡川高の柳本高秀校長、穂別高の岩瀬均校長らも同席し、地域をフィールドにした探究学習「むかわ学」をはじめ、鵡川高ではJR通学費の助成、穂別高では生徒寮など手厚い支援があることや、それぞれの特色をアピールし「可能性のある生徒がいれば、ぜひ進学を考えてほしい」と呼び掛けた。