白老町婦人団体連絡協議会(吉田和子会長)は16日、白老手打ちそばの会(宮武美智子会長)の会員を講師に迎え、初めての「うどん作り体験会」を白老町コミュニティセンターで開いた。町内四つの婦人会から45~83歳の会員21人が参加し、地元のそば打ち名人たちから手打ちうどんとだし作りのこつを学んだ。
同協議会が会員の交流を目的に、年度内に3回開催している女性セミナーの一環。今回は今年度の最終回。
参加者は名人たちの実演を見て、うどんのこね方や包丁の入れ方などを学んだ後、粉を練って生地を作り、足で踏んでこしを加えたり、生地を等間隔に切ったりする体験をした。その間、名人たちは釜揚げうどんを作り、会員たちに振る舞った。完成したうどんは寝かせる必要があるため、各参加者が持ち帰った。
そば作りを趣味とし、本格的なうどん作りは初めてという竹浦婦人会の鈴木キワ子さん(79)は「そばとは違う工程で作ることが興味深かった。みんなで楽しく作って食べることもできて幸せな時間だった」と話した。
吉田会長は、同協議会がコロナ禍前の町内イベントで炊き出しを行っていたことなどに触れ、「学んだことを地域のために生かしていきたい」と語った。