白老町で暮らす仲間の一人、姫ちゃんこと若山姫夏さん。私と同世代、20代の良き友です。
姫ちゃんは2年前まで、白老町の地域おこし協力隊として自然ガイドの分野で活動していました。協力隊卒業後、夏はボードに立ちながらパドルをこいで水面を進むSUP(サップ)のインストラクター、冬は鹿ハンターとして活躍。天然きのこ鍋や山菜料理が人気の町内の居酒屋「河庄」で働くなど、バイタリティーあふれる暮らしをしています。
出会ったのは、3年前の秋。友人を訪ねて初めて白老へ遊びに来た時に、偶然出会いました。当時、友人宅にはなぜか20代の若者が7人集っていて、夜な夜な話をしていました。
そのようなご縁があり、町内を移動する際、姫ちゃんに車で送ってもらいました。国道36号線沿いの土産店にある、大き過ぎる熊の看板を見て「地球と比べたら小さいね!」という謎のネタを自分で口にし、笑っていたのをとても覚えています。
「田舎」なのかなぁと思って訪れた白老。案外面白い若者がいるなぁ~と、思い出に残る旅となりました。当時私は大学生で、東京の会社への就職が決まっていました。その1年半後に移住するなんて、この時は思いもしませんでした。
姫ちゃんには、3月に第1子が生まれました。「あまちゃん」という女の子で、まちのみんなにかわいがられています。お母さんの顔になっていく姫ちゃんに、たくましさを感じます。
初対面の時はお互い「若者」だった私たち。これから一緒にいろんな状況の変化を経験していくのが楽しみです。
(またたび文庫店主・白老)