【サンフランシスコ時事】西村康稔経済産業相は13日、訪問中の米サンフランシスコで半導体や人工知能(AI)などの日米企業トップらと意見交換した。次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)の小池淳義社長は意見交換後に取材に応じ、米シリコンバレーを念頭に、年度内にも西海岸に営業拠点を設立する方針を明らかにした。
小池氏は米国に進出する狙いについて、「シリコンバレーは(巨大IT企業など)顧客が多い」と説明した。
意見交換には、ラピダスのほか米半導体大手のウエスタンデジタルやエヌビディアなど8社のトップらが参加。半導体やAI開発などで日米連携を進めることを確認した。
ラピダスは、回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)の最先端半導体を2027年に量産化する計画を掲げる。千歳市に工場を建設するほか、米IBMと提携し、半導体の共同開発なども進める。