安平町の総合型地域スポーツクラブ「NPO法人アビースポーツクラブ」は、中学校部活動の地域移行を進めるに当たり、25日午前10時から、これからの文化・スポーツ環境をつくるワークショップを町追分公民館で開く。
町は中学校の部活動について、文化部、スポーツ部いずれも2025年度末までに廃止し、同法人を軸に地域を受け皿にした「クラブ化」を進める方針。サッカーはすでに小中学生が所属するクラブチームが活動を始め、陸上競技は効率的な練習環境を厚真町で整備しており、指導者や組織の体制が整った部活動から順次、地域移行していく考えを示している。
ワークショップは町教育委員会が共催し、3部構成で行われる。
第1部は北海道教育委員会「部活動の在り方検討支援アドバイザー」で登別市スポーツ推進委員、日本スポーツクラブコミッション特任理事を兼ねる磯田大治さんが、これからの部活動がどう変わっていくのかを展望。第2部では同法人の事務局から町の今後の取り組みについて説明し、第3部では参加者を交えて、文化やスポーツ活動を維持していくための仕組みや環境づくりについて意見交換するグループディスカッションを企画している。
参加は無料。小学5年生以上とその保護者をはじめ、教育や子育て、文化・スポーツに関わる人に幅広く呼び掛ける。先着20人程度のバス送迎も予定している。
申し込みはQRコード=写真=。問い合わせはアビースポーツクラブ 電話080(4294)3634。