2023年度冬の交通安全運動がスタートした13日、厚真町の市街地交差点で、今年最後の街頭啓発「セーフティーコール(旗の波)」が行われた。町内の関係機関や地元高校生ら約120人が参加。冬の到来を感じさせる寒さの中、ドライバーに安全運転や交通ルールの順守を訴えた。
同運動は22日までの10日間。期間中の重点は▽子ども、高齢者をはじめとする歩行者の安全確保▽スリップ事故防止と全席シートベルト着用▽飲酒運転の根絶―の3項目。また12月から乗用車5台以上、大型車1台以上を所持する事業者にアルコールチェックが義務化されることから、必要な対策と順守を促す。
町交通安全推進委員会の会長を務める宮坂尚市朗町長は「ハンドルを握る方も、歩行者も注意しなければならない時期。年末年始を安全に過ごせるよう皆さんの決意を訴え、新たな年が明るいものとなるよう気を引き締めていきましょう」と呼び掛けた。
参加者は、シートベルト着用、ライトの早め点灯などと書かれたのぼりを手に、道路沿いに長い列をつくり、通過車両に注意を促していた。
町内の死亡交通事故ゼロは、10月末時点で2076日続いている。