白老牛銘柄推進協議会(岩崎考真会長)は13日、2023年度総会を白老町役場で開き、2021、22年度の事業経過報告や収支決算、23年度の事業計画などを承認した。コロナ禍の影響で4年続けて中止を余儀なくされている白老牛肉まつりの再開に向け、12月までに協議会会員を対象とした意向調査の実施や、来年の町制70周年に合わせた事業として開催を検討していくことを確認した。
白老牛肉まつりは1983年5月、町農協青年部が和牛の消費拡大を目的にスタートしたのが始まり。近年は同協議会を中心とする実行委員会が主催してきた。
大塩町長は「まちの活気を生むためには、牛肉まつりは必要。町としても復活させたい」と述べ、岩崎会長は「開催に向けて議論を深めていきたい」と話していた。
同協議会は、町内の畜産業者や販売加工業者らから成り、消費者に喜ばれる安心で安全な銘柄牛としての「白老牛」ブランドの確立に取り組んでいる。2007年に特許庁から商標登録の認証を受け、協議会の認定取扱基準を満たした牛肉を「白老牛」と認めている。