メロディー

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2023年11月13日
メロディー

 うららかな春の日が、スタンドに降り注いでいた。1998年の第70回記念大会のセンバツ高校野球。開会式で新旧の大会歌が歌われた。まだ誕生して5年目だった大会歌が「今ありて」。阿久悠さんが作詞し、谷村新司さんが作曲した。〈ああ甲子園 緑の山脈(やまなみ)〉、〈今ありて 時代も連なり始める〉―。美しいメロディーが聖地・甲子園に流れた。

 母校・苫小牧東高が30年ぶりに出場した大会。偶然にも担当記者として2週間、大阪に滞在して取材できた。谷村さんが亡くなり、そんな遠い昔を思い出した。

 幾つもの名曲を残した谷村さん。個人的には彼が作詞し、加山雄三さんが作曲した「サライ」への思い入れが強い。日本テレビに勤務していた兄が、「24時間テレビ」の立ち上げから参加していたせいかもしれない。〈遠い夢 すてきれずに故郷をすてた 穏やかな 春の陽射しが ゆれる小さな駅舎〉―。サライはペルシャ語で「家」の意味があるという。系列局の記者によると、今も忘年会の最後は全員で「サライ」を歌うそうだ。

 追悼番組で、彼が愛した道東の地平線まで続くような真っすぐの道を紹介していた。「昴」の〈誰かが この道を〉の詞を思い浮かべた。愛称チンペイ。74年の人生を駆け抜け、星になった。(広)

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