わが家には親も含めて野球という競技に深く挑戦した者はいない。それでもグラブは2個ある。親が子どもの時に使った物ではなく、結婚した頃に夫婦でキャッチボールをするために買った。グラブは子育ての間中、下駄箱の中で靴と押し合いをしていたがしばらく見ない。どこかにしまったのか、捨てられたのか。
米大リーグで活躍し、今は移籍の行方が注目されている大谷翔平選手(29)が日本全国の2万の小学校に子ども用グラブを3個ずつ送ることを決めたそうだ。子どもの数が減り、サッカーやバスケットボールなど人気競技が増え、学校単位のチーム編成が難しい時代。大谷選手はインターネットでプレゼントを発表、子どもたちに「野球しようぜ!」と呼び掛けている。「このグラブを使っていた子どもたちと、将来一緒に野球ができることを楽しみにしています」。12月から来年3月までに各校に送られるという。
1校に3個という数がいい。1個なら子どもが触ることのできない場所に飾られたりする。触れてもボールを上に放って、自分で受けて終わりか。2個なら、2人でキャッチボールをするだけかもしれない。しかし3個ならきっと仲間探しが始まる。3個のうち1個は左利き用とか。ショーヘーって、すごい!。(水)