光輝く「パステルシャインアート」 自由に描いて心も健康 浦川みずほさん(59)

  • まちのクリエーター, 特集
  • 2023年11月9日
幻想的な作品を手にする浦川さん
幻想的な作品を手にする浦川さん

 15センチ四方の小さな画用紙から感じる神秘的な世界。夢を与えてくれるようなシャイン(光)を描いて、自らの可能性を切り開く「パステルシャインアート」。浦川さんは「上手下手に関係なく、自由に描くことを大事にしている」と話す。

   作り方は簡単で、粉末にしたパステルを優しくコットンで伸ばし、最後に消しゴムを用いてシャインを表現する。中でも「無邪気」「無判断」「無拘束」を合わせた「三つの無」を重視し、子どものような気持ちで色を広げ、常識や縛りに惑わされず自由に自分を出すことが大切だという。「安心感や幸福感が満たされて心も体も健康になる」と同アートの魅力を語る。

   日本パステルシャインアート協会ベーシックインストラクターの資格を持つ浦川さんは「絵を通じて一人でも多くの人に喜びと輝きを与えたい」と、苫小牧市内の町内会やケアハウスで教室を開いてきた。生徒からは「自分を好きになった」「自分を認められた」などの声を掛けられ、やりがいを感じるという。

   「絵が好きでも、コンプレックスがあっても、関係なくできるアート。興味ある方はぜひ」と呼び掛けている。

  メ モ

   町内会などからの依頼に応じ、随時講座を開催。これまでに受講した生徒は100人を超える。問い合わせは携帯電話090(3770)2028。

  動画電子版に

過去30日間の紙面が閲覧可能です。