白老町まち・ひと・しごと創生有識者会議は6日、2023年度第1回会合を町役場で開いた。商工観光団体や農・漁協、学校、地域おこし協力隊などの委員9人が出席し、人口減少対策について意見を交わした。
冒頭、大塩英男町長は町が「まちづくりの羅針盤」と位置づける最上位計画の第6次総合計画(20~27年度)について、「計画時には予想し得なかったコロナ禍などの社会情勢の変化などを考慮した中間見直しが必要」と説明した。また、地方の人口減少に歯止めをかける国の「まち・ひと・しごと創生法」に基づき策定された第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略(20~24年度)が次年度で最終年度となるため、国の方針に沿った改訂を行うことを確認した。
出席者からは▽道の駅を早急に整備して町のファンを増やす▽町民がまちのPR役を担うために『白老と私』をテーマにしたスピーチ大会を開く▽ネットメディアだけでなく地方紙などの古参メディアもフル活用してまちの魅力を伝えていく―といった意見が出された。
会議に先立ち、人事異動などに伴い交代した委員2人に大塩町長が委嘱状を手渡した。委員の任期は24年11月30日まで。次回は来年1月上旬ごろに開催する予定。
有識者会議の委員は次の通り(敬称略)。かっこ内は所属団体。
▽委員長 竹田敏雄(白老町副町長)▽副委員長 前田智宏(白老観光協会専務理事)▽委員 西尾圭史(町商工会理事)、佐々和尚(JAとまこまい広域白老支所長)、今浦日出男(いぶり中央漁協専務理事)、荒地健(新任・白老町教頭会長)、久米宏和(新任・白老金融協会代表幹事)、畑﨑稔(連合北海道白老地区連合会事務局長)、鄭延雪(公募・地域おこし協力隊員)