むかわ町は6日、同町で植樹や草刈りを実施してきた日立製作所北海道支社と森林の利活用に関する協定を締結した。同町美幸の産業会館で調印式を行い、竹中喜之町長と同社の今給黎(いまきいれ)康一支社長が協定書を交わした。竹中町長は「二酸化炭素の吸収に加え、土砂崩れの防止など森林が果たす役割はますます重要になっている」と協定の意義を語った。
同支社は2008年から5年間、「ほっかいどう企業の森林づくり」協定に基づき、同町で植樹などの森林整備を行った。今年8月に整備場所を視察した際、林業体験やレクリエーションに利活用できるのではと考え、企業と連携した森林づくりを計画に盛り込む町と協定を結ぶことにした。
今給黎支社長は「むかわ町は15年前からカーボンニュートラルの活動に着手しており、素晴らしいと感じた。連携を再開し、末長く付き合っていきたい」と述べた。