厚真町の上厚真小学校(清水京子校長)は6日、道内各地で活躍する落語家の綴家段落(つづりや・だんらく)さんを講師に招き出前授業を行った。5、6年生児童26人が巧みな話芸に触れ、楽しみながら落語の奥深さを学んだ。
国語の授業の一環。綴家さんは5年生の教科書にも載っている演目「寿限無(じゅげむ)」を実演したほか、子どもにも分かりやすいネタを次々と披露して児童の笑いを誘った。この後、代表児童4人が実際にステージで落語を体験し、綴家さんのアドバイスを受けながらユニークな表現を見せた。
体験を終えた5年生の小林陽人君(11)は「いざ話すとなるとパッと言葉が思い付かず難しかったが、思い付いた時は楽しいと感じた。生で見るのは初めてだったので面白かったし、言葉がすぐに出てくるのはすごかった」と目を丸くしていた。
綴家さんは「落語は想像力。昔からあるが、新しい発想も取り入れながらやっている」と魅力を語った。