お魚のたまごって、とってもきれいだなあとびっくりしました。お魚の表じょうがやさしく見えます。何度も見たり読んだりして、この本がすきになりました。
海のなかには色いろな方ほうで、たまごを守っているお魚たちがいます。多くのお魚はお父さんが守っています。たまごのまわりをいつもきれいにしたり、たまごをねらうてきをおいはらっています。きっと「みんな元気にうまれてきてほしいな」「みんな大人になってほしいな」とねがって育てています。
タコのお母さんがたまごをうむのは一生に一度だけです。ごはんも食べずにだいじに育てて、やっとうまれてきた赤ちゃんたちを見送って死んでしまいます。人間でも、赤ちゃんをうんで死んでしまうこともあるようです。赤ちゃんをうむにはすごいエネルギーがひつようなのです。自分のいのちをかけて赤ちゃんをうむなんて、わたしにはわかりません。わたしのお母さんにきいてみました。わたしはふたごです。さいしょ、ふたりともうまれてこないかもしれませんとおいしゃさんに言われたそうです。でも、ふたりに会いたかったから入院もちゅうしゃもがんばったとお母さんは言っています。家族みんながわたしたちがうまれてくるのを、ワクワク楽しみにしていたそうです。
海のお魚たちはお父さんとお母さんの役わり分たんができています。人間のお父さんとお母さんはどうかなと考えてみました。わたしのお父さんは朝早く家を出て、夜おそくまでお仕事をしています。お母さんは家の事をして、お仕事もしています。お父さんはお休みの日は、ごはんを作ってくれたり、おそうじもしてくれます。それはお母さんが平日、家の事をがんばっているから、少しでも休んでもらいたいからと言っていました。
生き物のお父さんお母さんは役わり分たんをして、いのちを守ってくれています。いつかわたしもいのちを大切に守りたいです。
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第58回夏休み読書感想文コンクール(苫小牧市立中央図書館、苫小牧学校図書館協会主催)の入賞者がこのほど決まった。市内の小中学校25校から応募された164作品から、最優秀賞に選ばれた4作品を紹介する。