渡り鳥の季節 ウトナイ湖に続々到着

  • レンジャー通信, 特集
  • 2023年11月4日
湖面を泳ぐコハクチョウ
湖面を泳ぐコハクチョウ
地上で餌を探すツグミ
地上で餌を探すツグミ

 日に日に日没の時間が早くなり、冬を思わせるような寒さを感じられるようになりました。ウトナイ湖では、9月中旬ごろからガン類やカモ類、ハクチョウ類といった渡り鳥が続々と到着し、湖面ににぎわいをもたらしてくれています。今の時期、夜や早朝に編隊を組み、互いに鳴き交わしながら飛んでいくガン類やハクチョウ類の姿を見掛けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 主な水鳥について、当センター職員が今季初めて到着を確認した日は、ヒシクイが9月7日、マガンが9月21日、コハクチョウが10月7日、オオハクチョウが10月14日でした。これらの水鳥たちは、主にロシア北部や極東地域で夏に子育てをし、冬越しのために南へ移動する途中でウトナイ湖を中継地として利用しています。

 渡り鳥と聞くと、前述の水鳥たちが頭に浮かぶ方が多いかもしれませんが、渡り鳥を見ることができるのは湖面だけではありません。観察路の林の中では、夏にウトナイ湖周辺で子育てをしていたセンダイムシクイなどの夏鳥の姿が見えなくなり、入れ代わるようにしてマヒワやツグミなどが群れをつくってやってきています。これらの鳥たちも主にユーラシア大陸での繁殖を終え、南下の途中で立ち寄ったり冬を越したりするために、ウトナイ湖やその周辺の環境を利用しています。

 このように、多くの渡り鳥たちにとってウトナイ湖とその周辺の自然環境は憩いの場となっています。鳥たちを見たときに、彼らがたどってきた長い旅路に思いをはせると、観察がもっと楽しくなるかもしれませんね。

 ネイチャーセンターでは、今見られている渡り鳥のご案内や双眼鏡の貸し出しなども行っています。土、日・祝日の午前9時半~午後4時半に開館しておりますので、スタッフ一同、皆さんのお越しをお待ちしております。

 (日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ・荒川真吾レンジャー)

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