政府は3日付で、秋の叙勲受章者4075人を発表した。片山虎之助元総務相(88)が旭日大綬章に決定。旭日小綬章に俳優の三浦友和(本名・三浦稔)さん(71)、作曲家の久石譲(同・藤沢守)さん(72)が選ばれた。発令は同日付。
旭日大綬章には飯島彰己元三井物産社長(73)、渡辺喜美元行政改革相(71)、井戸敏三元兵庫県知事(78)、谷本正憲元石川県知事(78)らも選ばれた。瑞宝大綬章には秋元義孝元宮内庁式部官長(70)、河戸光彦元会計検査院長(70)が決まった。
学術研究の分野では、古代エジプトなどの考古学研究で知られる吉村作治早稲田大名誉教授(80)が瑞宝中綬章、阪神・淡路大震災の経験から「パンの缶詰」を開発した秋元義彦元パン・アキモト代表取締役(70)が旭日単光章に選ばれた。
芸術文化の分野では、人形浄瑠璃文楽人形遣いの吉田簑助(本名・平尾勝義)さん(90)に旭日中綬章が贈られる。
受章者の内訳は、大綬章16人、重光章43人、中綬章368人、小綬章842人、双光章1530人、単光章1276人。女性の受章者は411人だった。
外国人叙勲は54の国・地域から103人が受章。トーマス・ダシュル元米民主党上院院内総務(75)らが旭日大綬章に選ばれた。
受章者には、天皇陛下が8日から順次、面会される。