白老東高校(小川政博校長)の1年生はこのほど、札幌市の専門学校生による進路ミュージカル公演「線路は続くよどこまでも」を総合的な学習の時間に体育館で鑑賞した。社会に出てさまざまな壁にぶつかり悩みながら成長していく若者たちの群像劇を53人が鑑賞し、働く意義を学んだ。
同校は、自分の将来や進路について考える意識を1年生の時から育てようと、2012年ごろから毎年、同年代の専門学校生による「進路ミュージカル」の鑑賞の場を設けている。
同日は札幌などで専門学校を運営する滋慶学園グループの学生たちを迎えた。同グループは04年から、西日本を中心に全国各地の学校で進路ミュージカルを上演しており、役者や舞台スタッフは札幌放送芸術専門学校で舞台照明・音響の専門職を目指す学生が務めている。
舞台では、希望を胸に高校に入学し、ボランティア部に入部した4人が3年間の学校生活を通して感じた挫折や葛藤、気持ちの変化、決意を音楽やダンスに乗せて表現。高校生たちは真剣に見入っていた。