厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は25日、同校で救急救命講習を行った。胆振東部消防組合上厚真分遣所の職員3人が講師を務め、AED(自動体外式除細動器)と心肺蘇生法を説明した。参加した2年生18人は、人形を使って実際にAEDを操作し、胸骨圧迫を体験した。
保健体育の授業の一環で毎年、緊急時の救命方法を学んでいる。生徒たちは職員の指導を受けながら、人形の胸骨の正しい位置に力を加えたり、AEDを作動させたりする練習を行った。
参加した石掛希さん(14)は「AEDの大切さや使用方法を間違えると自分たちに危険が及ぶことが分かった。きょうの体験を生かして、いざという時に行動できるようにしたい」と話した。