安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演会、両団体のグッズ販売を行った。町内外から約100人が訪れ、ツキネコの相談受け付けや、ねこのての地域生活支援など両団体が行う活動に理解を深めた。
両団体によると、猫の譲渡会は3回目。1歳未満の13匹が対象で、来場者が抱きかかえたり、新たな飼い主になるか家族と相談したりする場面が見られた。札幌市の自営業、戸川勇佑さん(44)は家族4人で会場を訪れ、「自宅に猫1匹と犬1匹がいる。保護猫の幸せを考え、飼い主になることを検討している」と語った。
生活支援の会ねこのては町内でコミュニティースペースの提供や買い物代行サービスを行っており、花田理事長は「猫の命を守ってくれる人への支援を行っていきたい」と話した。