安平町の有志で構成する檻の中のライオン実行委員会は17日、早来学園まなびお中アリーナで「檻の中のライオン講演会in安平」を開き、町民を中心に約40人が集まった。広島市のひろしま市民法律事務所所長、楾(はんどう)大樹弁護士が講師となり、自身が書いた憲法の入門書「檻の中のライオン」を基に憲法の意義を解説した。
楾弁護士は、憲法99条により、政治家や公務員は憲法を尊重し、擁護する義務を負うと説明。「もし政治家が憲法違反の政治をしていたら、取り締まるのは私たち。だからこそ、政治に関心を持たないといけない」と訴えた。
国家権力をライオン、憲法を檻に例え、「権力は乱用されがちなため、ライオンが暴れないよう檻の中で権力を使うという考え方が立憲主義」と解説した。