9月4、5両日に安平町追分地区で開催された「追分八幡神社祭り」。昨夏に続きコミュニティースペース「ENTRANCE(エントランス)」としてみこし担ぎや渡御行列に協力させていただきました。
盆踊り同様、昨年から復活したこのお祭りは、追分地区の夏の最後の大きなお祭りです。今回は、スタッフを中心に5人が参加。渡御行列の大役、猿田彦やみこし担ぎを担当しました。猿田彦の名前は聞いたことがありましたが、知らなかったので少し調べてみました。猿田毘古神とも書き、天孫降臨を果たす際に案内役を買って出た神でもあるそう。それが転じて、進むべき道を照らす道開きの神として崇敬されているようです。道の分岐点に祭られる道祖神と同一視されることも多く、「追分」という地名の由来も分かれ道・分岐点という意味合いがあるので、そういった関係性からきているのでしょうか。大学時代、日本史に少々触れていたので、この類の小話はいつになってもわくわくしてしまいます。
少し話が脱線したので戻ります。平日の昼間から、たくましい声とともに道中にみこしが通るその景色は何にも代え難い力強さと希望を感じます。今の時代、地域から若者が減っているからこそ、少しでも力になれればと参加をしています。その中で、祭りの大役を任せていただけることは本当にうれしい限りです。
もちろん人手にも限界があるので、すべては難しいですが、これからも何かしらの形で貢献したいと思っています。町にとっての大切な伝統行事。形や姿は変わりながらも、進むべき道を照らすしるべとして、根強く永く続いてほしいと思います。
(エントランス現場運営責任者・安平)